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放射線の恐ろしさ世界に伝えたい 高校生平和大使が結団式 岩手、福島から4人参加 8月スイスへ

広島市で開かれた高校生平和大使の結団式で抱負を語る斉藤帆香さん

 核兵器廃絶を国内外で呼び掛ける高校生平和大使の結団式が16日、広島市で開かれ、任命された高校生らが「世界へ核兵器の恐ろしさや被爆の実相を伝えたい」と抱負を語った。平和大使の活動は1998年に始まり、22回目の今年は、16都道府県から過去最多の23人が選ばれた。
 東日本大震災の被災地からは、岩手県と福島県の計4人が参加。いわき秀英高(いわき市)2年の斉藤帆香さん(16)は「震災の記憶が薄れつつある今だからこそ、放射線の恐ろしさを体験した人々の願いを世界中に発信したい」と語った。
 兵庫県から初めて選ばれた甲陽学院高(同県西宮市)2年の八木新之助さん(16)は「兵庫ではまだ平和活動が十分ではない。自分の学校で署名活動を行うなど、身の回りから始めていきたい」と力を込めた。
 祖父が被爆者の広島県広島高2年の北畑希実さん(16)は「祖父の母は死ぬまで被爆当時の話をしなかったと聞いた。その意味を考え続け、平和の大切さを強く訴えていく」と話した。
 高校生平和大使は毎年8月、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で核兵器廃絶を訴えている。23人は結団式に先立ち、15日に被爆者の話を聞いたり、原爆資料館を見学したりした。
 ほかの東北の参加者は、盛岡三高(盛岡市)2年斉藤愛さん(17)、花巻南高(花巻市)2年佐藤優水さん(16)、日大東北高(郡山市)2年赤沼優希さん(17)。


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2019年06月19日水曜日


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