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<新潟・山形地震>応急作業急ピッチ「余震、雨漏り心配」

急ピッチで屋根の修復作業を進める業者=20日午前11時50分ごろ、鶴岡市小岩川

 山形県鶴岡市で震度6弱を観測した新潟・山形地震で、震源に近かった同市温海地区では20日朝から、住民らが傷んだ屋根にブルーシートを掛けたり、家の片付けに追われたりした。雨天だった19日から一転して快晴となり、汗をぬぐいながら応急作業を本格化させた。
 多くの住宅で屋根瓦が落ちた小岩川、大岩川などの海沿いの集落には多くの業者が入り、屋根にブルーシートを張る作業を続けた。
 自宅の屋根にシートを掛けてもらった無職榎本勇さん(80)は「昨日の雨はしのげたが、放置していれば雨漏りになると心配だった」と胸をなで下ろした。
 作業が手付かずの家も多く、自宅屋根の鬼瓦がずれて落下する恐れがあるという無職女性(84)は「地震後に雨漏りするようになった。夫も高齢でどうすればいいのか」と不安そうに話した。
 あつみ温泉周辺の湯温海集落でも、多くの住民らが後片付けなどに追われた。
 会社員吉田広さん(64)は「今日も会社を休んだ。家の中の整理が終わらないし、落ちた屋根瓦は余震が心配で手を付けられない」と途方に暮れていた。
 集落内の市営住宅では近くで土砂崩れの危険性があるとして、住民が避難を続けている。無職多賀喜恵さん(87)は「許可がないと自室に入れず、まだ片付けもできない。早く普段の生活に戻りたい」と疲れた様子で語った。
 鶴岡市などによると、地震による避難者は20日午前8時現在、市温海林業センターに38人いる。19日に休校や授業の切り上げがあった鶴岡、酒田両市の小中学校は20日、鶴岡市の温海中とあつみ小を除いて通常通り授業を再開した。
 JR東日本山形支店などによると、山形県内の在来線は20日始発から通常運行している。羽越線も全線で運転を再開したが、ホームが一部傾いた小岩川駅(鶴岡市)では、上下線とも停車を見合わせている。


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2019年06月20日木曜日


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