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<新潟・山形地震>5県で28人けが 屋根瓦崩落や塀倒壊

雨が降りだし、地震で瓦が崩れ落ちた民家の屋根では急ピッチで補修作業が進められていた=19日午前8時55分ごろ、鶴岡市小岩川

 新潟県で最大震度6強、鶴岡市で震度6弱を観測した新潟・山形地震から一夜明けた19日、各地で被害の確認が進んだ。山形、宮城、秋田、新潟、石川の5県で計28人が重軽傷を負った。各地でブロック塀の倒壊や屋根瓦の落下、店舗での商品の破損などが判明した。鶴岡市のあつみ温泉では温泉水の供給施設が停止した。津波による目立った被害は報告されていない。
 仙台管区気象台によると、山形県内で震度6を観測したのは初めて。
 けが人の内訳は山形17人、宮城5人、新潟4人、秋田と石川が各1人。総務省消防庁によると、安否不明者の情報は入っていないという。
 山形県などによると、鶴岡市では避難中の転倒などで、60代と50代の女性が足や手首を骨折。酒田市でも70代女性が避難中に転び、右肩や膝の骨を折った。湯沢市では、女子高校生1人が自宅で足首を骨折する大けが。宮城県の5人は、いずれも軽傷だった。
 山形県の避難者は19日未明のピーク時、鶴岡、酒田両市と遊佐町の避難所74カ所で計3267人に上った。
 建物被害は、鶴岡市大泉小の相撲場が倒壊したほか、鶴岡南高の体育館で内壁の一部が落下した。鶴岡工高の天井裏の水道管が破損し、水漏れが発生。JR鶴岡駅前では液状化現象で車の一部が地中に埋まった。
 あつみ温泉では施設の破損に伴い、全ての旅館への温泉水供給がストップ。第2管区海上保安本部は、鶴岡市内4漁港の岸壁に10センチ程度の段差や亀裂を確認した。
 気象庁によると、山形、新潟両県で、今後約1週間は震度6強程度の地震が起きる恐れがある。両県では19日、気圧の谷や湿った空気の影響で雨が降ったため、地盤の緩みから土砂災害に注意が必要になる。
 気象庁は、大きな揺れに見舞われた鶴岡市や村上市で大雨警報・注意報、土砂災害警戒情報の発表基準を引き下げて運用することを決めた。
 地震は18日午後10時22分ごろ、山形県沖を震源に発生。震源の深さは約14キロで、地震の規模はマグニチュード(M)6.7と推定される。新潟市では10センチの津波を観測した。気象庁は当初、震源の深さを約10キロ、Mを6.8としたが、その後に修正した。


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2019年06月20日木曜日


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