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<新潟・山形地震>津波避難、乗客高台へ 羽越線「とにかく怖かった」

 新潟・山形地震で震度6強の烈震に見舞われた新潟県村上市。海岸沿いを走るJR羽越線では、列車(3両編成)が停車し、暗闇の中、乗客らは地元住民と一緒に高台に避難した。「とにかく津波が怖かった」。乗務員や住民らが当時の様子を振り返った。
 地震が発生した18日午後10時22分ごろ、新潟市から鶴岡市に向かっていた列車が停車したのは、日本海の波が打ち寄せる海岸線と、海まで迫った山々との間を縫うように走る村上市北部の区間。男性乗務員(30)によると、当時乗っていたのは男子高校生2人と乗務員2人だった。辺りは真っ暗だったという。
 「津波は来ているんですか」。乗務員が、駆け付けた地元の消防団員に大声で尋ねると「とにかく避難してください」。
 列車に備えてあったはしごで線路に下りると、消防団員の案内を受け、近くの高台にある神社の境内を目指した。実際にこうした災害で乗客を避難させるのは初めて。東日本大震災での津波被害が頭をよぎったという。
 「津波を想起し、自ら情報を取る」「避難を決めたら、速やかに誘導する」。JR東日本は、東日本大震災をきっかけに大地震発生時の乗務員の「行動心得」を策定。指令などと連絡が取れなければ、乗務員の自己判断で乗客を高台に避難させることを求めている。


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2019年06月20日木曜日


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