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<新潟・山形地震>鶴岡「危険判定」40件 市内の建物調査完了

家屋などの危険度の判定結果を張る判定士ら=20日午前10時45分ごろ、鶴岡市大岩川

 鶴岡市で震度6弱を観測した新潟・山形地震で、震源に近かった同市温海地区などで20日、被災した建物の応急危険度判定が行われた。40件が「立ち入り危険」とされた一方、住民が自主避難した市営団地は使用可能と判断された。
 山形県建築士会鶴岡田川支部の判定士らが午前中から各建物を回り、外観や屋根瓦の落下の可能性などから判断した。判定は「危険」、「要注意」、使用可能を意味する「調査済み」の3段階。「危険」には赤、「要注意」には黄色の紙をそれぞれ建物に張った。
 市によると、市内の判定は20日までに完了した。対象となった約320棟のうち「危険」は約40件、「要注意」は約50件だった。
 小岩川集落で「危険」と判定された土蔵は外壁がはがれ落ちたり、内部の鉄筋が折れ曲がったりして、「建物に著しい傾斜がある」と評価された。所有する男性(64)は「物置として使っていた。『危険』と言われてもどう対応したらいいのか分からない」と困惑した表情を浮かべた。
 大量の屋根瓦が落下して自宅が「危険」と判定された女性(84)は「国から修繕を支援してもらえるということなのか」と話し、「山積みになった瓦の破片の回収を最優先にしてもらえるとありがたい」と要望した。
 あつみ温泉周辺では、市営団地で漏水や漏電があるとして住民の自主避難が続いていたが、判定で「調査済み」となった。担当した職員は「余震が起きても大丈夫かを確認した。建物自体は問題ない」と説明した。
 市は瓦の回収にボランティアを充てる考え。市外には呼び掛けず、市内で登録済みのボランティアらと態勢について調整する方針だという。


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2019年06月21日金曜日


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