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猿橋賞・梅津さん 研究の魅力語る 仙台・宮城野高

国際化に対応する能力の重要性を説く梅津さん

 金属と半導体の性質を併せ持つ合金「ハーフメタル」の研究で、優れた女性科学者に贈られる第39回「猿橋賞」を受賞した東北大金属材料研究所の梅津理恵准教授(49)が22日、仙台市宮城野区の宮城野高(生徒831人)で講演した。
 ハーフメタルは記憶装置の大容量化などが期待される「機能性磁気材料」。梅津さんは、国内外の研究者と協力して試料作りや放射光施設での分析に取り組む研究生活を紹介し「新物質を作り、面白い性質が見つかれば世界で初めての発見となる。とてもわくわくする」と魅力を語った。
 急速に進む国際化に向けて「これからは語学力はもちろん、目標設定や自己主張の能力を備えることが大切になる」と強調した。
 その上で「自分が好きなことは何かを改めて考え、進路を選択してほしい。皆さんには未知の能力があり、ここぞという場面で力を出し切ることが重要だ」と激励した。
 3年の狩野元杜(まさと)さん(17)は「将来はロボットやAIの研究をしたい。英語が苦手なので頑張らなければ」と刺激を受けた。2年の鎌田みなさん(16)は「素晴らしい研究活動と子育てを両立している姿がかっこいい。自分もやりたいことを突き詰めたい」と感動した様子だった。
 講演会は本年度が創立25周年の宮城野高の記念事業。保護者や希望する他校の生徒も聴講した。


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2019年06月23日日曜日


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