秋田のニュース

枯れたアジサイの花を再利用し商品化 夜間ライトアップ中の男鹿の雲昌寺

境内に咲き誇るアジサイ。夕闇の中でライトアップされ、優美に浮かび上がる。奥に日本海を望む=20日、男鹿市の雲昌寺
雲昌寺のアジサイを活用して誕生した商品

 境内にアジサイが咲き誇る「アジサイ寺」として知られる男鹿市北浦の雲昌寺が、枯れたアジサイの花を活用したアクセサリーや置物などの商品開発を進め、5月から境内で販売している。自慢のアジサイから生まれたオリジナルの小物が、地域に新たな潤いをもたらすことを願う。
 海に近い高台にある境内は今、見頃を迎えた約1500株が一面に広がる。満開のアジサイ越しに北浦の港や家々、日本海を一望できる。
 副住職の古仲宗雲(しゅううん)さん(49)が、これまでは廃棄していた枯れたアジサイの花を再利用できないかと商品化を思い立った。
 枯れた花から水分を抜き、改めて着色する技法を活用。イヤリングやハーバリウム(植物標本)、ミニブーケなど7種類を開発し、「あじさい雲」というブランド名で売り出した。多くの商品は花の色が水色、濃い青、白の3種類ある。
 全て手作りで、理想の色を出すため試行錯誤を続けて完成にこぎ着けた。由利本荘市のプリザーブドフラワー専門店「フラワート」からノウハウを教わった。
 古仲さんは、アジサイの商品を北浦地区の活性化に役立てたいと思い描く。「『北浦といえばアジサイ』というイメージがより定着し、訪れる人が増えてくれればうれしい」と話す。
 今年は7月15日までをアジサイ特別観覧期間とし、夜間はライトアップしている。夏至が近づいた20日、境内の灯籠に明かりがともると夕闇の中に満開のアジサイが浮かび上がった。
 古仲さんは「朝と夜で違った顔を見せるアジサイを楽しんでほしい」と話す。
 特別観覧は昼の部が午前9時〜午後5時、夜の部が午後6時半〜9時半。拝観料は昼500円、夜700円。昼も夜も観覧する場合は1100円。中学生以下無料。連絡先は雲昌寺0185(33)2537。


関連ページ: 秋田 経済

2019年06月23日日曜日


先頭に戻る