広域のニュース

<卓球>30歳の水谷巻き返す 激しい代表争い勝負の季節へ ジャパンOPで手応え感じる好勝負

荻村杯ジャパン・オープン男子シングルス2回戦で世界選手権銅メダルの梁靖崑に敗れた水谷=14日、北海きたえーる

 2016年リオデジャネイロ五輪卓球男子シングルス銅メダリストの水谷隼(30)=木下グループ、青森山田高−明大出=が、20年東京五輪に向けた激しい代表争いに臨んでいる。現在の世界ランキングは14位で日本人3番手。今や絶対的な立場ではなくなったが、巻き返しを期す。
 14日、札幌市であったワールドツアーの荻村杯ジャパン・オープン。世界7位で世界選手権銅メダルの梁靖崑(中国)との2回戦で好勝負を繰り広げた。2ゲームを先取し、4、5ゲーム目はジュースにもつれる。台上プレーで優位に立ち、劣勢からも粘って一度は追い付いた。最後は力尽きたが「次につながると思う」。内容は本来の水谷らしかった。
 昨年以降、目の不調で結果が出ない。今年4月の世界選手権は3回戦敗退。度々、気力の衰えをにおわしてきた。梁靖崑戦は「久しぶりにいい試合ができた」。遠ざかっていた手応えを感じた様子だ。
 世界ランキングの日本人上位は、張本智和(木下グループ、仙台市出身)が4位、丹羽孝希(スヴェンソン、青森山田高−明大出)が13位。東京五輪の代表枠は3で、来年1月時点の上位2人がシングルス代表となり、推薦で決まる残り1枠は団体要員となる。
 各大会のポイントは次回大会まで有効で、基本的に獲得ポイントの大きい8大会の合計が持ち点となる。現在、丹羽との差はわずか。来年1月まで有効なポイントでもほぼ同等だ。
 世界10位前後の選手が合計点を上げるには、通常のツアーで4強以上、格付け上位のツアーなら8強以上が最低限の目安。高ポイントのワールドカップ(10月)の出場権を持たないため、なおさらツアー後半で追い上げが必要だ。
 今月30歳になった。「体がきつくなってきたのかも」と吐露する。でも「まだ限界を全く感じていない」とも。冷静に現状を見極めながら、勝負の季節に挑む。(佐藤夏樹)


2019年06月23日日曜日


先頭に戻る