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<いぎなり仙台>「逸店」探すべ![14]革雑貨通し感謝を形に/みどり工房長町(太白区)

「ショパンチ」の主なラインアップ。(右上から時計回りに)ペンケース1680円、ブックカバーの新書用1620円と文庫用1500円など
ビル3階に入居する工房。再移転したばかりで看板は出ていない

 直線だけで表現された洗練のデザイン、シックな色合いが、革雑貨好きの物欲をくすぐる。
 NPO法人みどり会が運営する「みどり工房長町」の主力商品は、小さな穴が全面にうがたれた合成皮革のパンチングレザーが材料の「ショパンチ」シリーズ。ブックカバーなど9種類あり、どれも白鍵と黒鍵のピアノモチーフで統一されている。
 大ピアニスト・作曲家ショパンの名を借り、ブランドネームにもパンチを効かせた。
 精神障害のある工房利用者ら約20人が手作業で製作。2015年のデビュー以来、注文に生産が追い付かないほど全国的な人気を博している。
 工房管理者の松本奈美さん(35)は「一度購入した方が同じ色の別の商品を買い求めたり、違う色のを贈り物にしたり。リピーターになってもらえてうれしい」と話す。
 かつて若林区荒浜にあった工房は、東日本大震災の津波で全て流された。支援への感謝を形にしようと、全員一丸で取り組んだ新規事業。実際の音は出ないが、ショパンチには再生のハーモニーが秘められている。
(阿曽恵)

[みどり工房長町]仙台市太白区長町1の6の3、グッドライフ長町3階。月−土曜日の午前9時半〜午後4時。事業所での直接販売はせず、主にイベントに出展。「みやぎセルプ協働受注センター」のホームページ内にある「LINKS」でも注文を受け付けている。連絡先は022(762)7610。


2019年06月24日月曜日


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