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ナオミ、東北に営業攻勢 充填機メーカーが食品業者に売り込み

新しい仙台営業所にできたショールーム

 小型充填(じゅうてん)機で国内トップシェアのナオミ(大阪府)は、東北での営業を強化する。仙台市の仙台営業所を5月末に移転・拡大オープンし、20日には東北で初めての製品展示会を開催。人手不足や従業員の高齢化が深刻化する東北の食品業者に売り込み、製造の省力化や自動化を後押しする。
 若林区から泉区に移った営業所は2階建て複合施設の1階部分に入居。床面積約80平方メートルで、ショールームや商談スペースを設けた。広さは従来の約2.5倍で、同社が札幌、広島県福山市、福岡市に配置する計4営業所で最大規模となる。
 ショールームには液体、粘体、球体といった多様な形態の充填物に対応する約10機種をそろえる。顧客が自社商品を持ち込み、充填のテストもできる。
 同社は昨年7月に東北初の拠点となる仙台営業所を開設。それまでの関東支社(さいたま市)管轄に比べ顧客への訪問頻度が増え、アフターサービスも容易になった。売り上げは開設10カ月で初年度目標の2倍を超え、東北の顧客数も2倍に増えたという。
 20日は食品機材を扱う商社向けの展示会を開き、東北で人気が高い空気式の「エアーピストン充填機」の新商品を7月の発売に先駆けて披露した。
 同社の取引先は約5000社に上り、うち4割が水産関連業者。東北ではアカモクなど充填が難しい商品が多い一方で、パック詰めは手作業が主流となっている。同社は作業負担軽減の需要を狙い、高齢者や女性でも扱いやすい小型充填機への転換を進める。
 駒井亨衣(ゆきえ)社長は「少子高齢化の課題解決が会社としての役割。人手不足が顕著な東北で、充填機の拡販を通じて機械化をサポートし、食品業界を盛り上げたい」と話す。


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2019年06月25日火曜日


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