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<東北高校サッカー>聖和学園男子逃げ切る 3年ぶり2度目V 

聖和学園―八戸学院野辺地西 前半16分、ゴール前にドリブルで切り込んだ聖和学園・古賀(右から3人目)が先制点を決める
聖和学園―八戸学院野辺地西 後半29分、ゴールを決め喜ぶ聖和学園・伊勢本(左から2人目)

 河北新報旗争奪第61回東北高校サッカー選手権最終日は24日、天童市の山形県総合運動公園サッカー場で男女の決勝があり、男子は聖和学園(宮城1)が3年ぶり2度目、女子も同校が4年ぶり2度目の頂点に立った。
 男子は2−1で八戸学院野辺地西(青森2)に攻め勝った。女子は専大北上(岩手)に5−1で快勝した。(東北高体連、山形県、山形県教委、東北サッカー協会、河北新報社主催)

▽男子決勝(山形県総合運動公園サッカー場)
聖和学園(宮城1) 2/1―0/1 八戸学院野辺地西(青森2)
            1―1
▽得点者
【聖】古賀、伊勢本【八】宍戸

 【評】聖和学園が逃げ切った。前半16分、古賀が中盤からドリブルで持ち込み先制すると、後半29分には右クロスからのこぼれ球を伊勢本が決めた。八戸学院野辺地西は後半31分に1点を返すにとどまった。

◎多彩な攻撃、チーム成長

 今年の聖和学園はドリブルだけじゃない。懐の深さを感じさせるサッカーで東北王者に立った。
 先制点は得意の形から。前半16分に中盤でボールを受けた古賀が小気味良い動きでペナルティーエリアに進入。そのままネットを揺らした。水をたっぷりと吸ったピッチにも「こんな条件だからこそ足元の技術が生かせる」と胸を張る。
 進化が見て取れたのはその後の攻撃だ。先制されても10人の守備ブロックを崩さなかった八戸学院野辺地西に対し、最終ラインでゆっくりボールを回して攻め手を探る。
 ドリブルだけではなく、時には細かいパス回しで穴を見付けて侵攻を繰り返した結果が待望の追加点につながった。ショートCKからつないでの右クロスのクリアに、伊勢本がうまく反応し「今年のチームはこんな攻撃もできる」と得意顔だった。
 攻守の切り替えの速さも光った。八戸学院野辺地西が狙うカウンター攻撃も芽の部分をきちんとつまみ取って1点に抑えた。
 加見監督は今年のチームを「攻めの選択肢など自分たちに何が必要かを考え出し、それを身に付けてきた」と話す。金子主将は全国高校総体に向け「パスやサイド攻撃など多彩な攻めで勝ち上がりたい」。一皮むけたサッカーで全国に挑む。(山本武志)

<八戸学院野辺地西・花田主将、守備改善誓う>
 準決勝まで1失点。堅守を武器に勝ち抜いてきた八戸学院野辺地西だったが、聖和学園の多彩な攻めに屈した。
 ドリブル突破を警戒して中央を固めたが、1失点目はパスで左右に揺さぶられてできた穴を突かれた。花田主将は「焦らず声を掛ければ対応できたはず。相手の得意パターンを封じ切れなかった」と悔しがった。
 目標とする冬の全国選手権出場には、青森山田という大きな壁を乗り越える必要がある。花田は「マークの受け渡しを改善するなど、守備を再構築したい」と誓った。


 


2019年06月25日火曜日


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