山形のニュース

<新潟・山形地震>通学路、危険塀12ヵ所 鶴岡市が緊急調査で判明

倒壊の恐れが指摘された通学路のブロック塀=山形県鶴岡市

 新潟・山形地震で震度6弱を観測した鶴岡市で、ブロック塀が倒壊していたり、倒壊の恐れがあったりする場所が通学路に計12カ所あることが24日、市教委への取材で分かった。市教委が全37小中学校で実施した緊急調査で判明した。

 市は小学校から一定距離内にある危険なブロック塀の撤去費を補助しているが、範囲外にも倒壊しそうな事例があった。今後、補助要件の緩和なども議論になりそうだ。
 市教委によると、緊急調査は地震翌日の19日に全小中学校で実施。「危険な通学路」との報告が22件あった。
 内訳は「ブロック塀の倒壊」が6件、「ブロック塀にひびが入り、倒壊の恐れがある」が6件、「石垣が崩れた」が1件、「地盤沈下や舗装道路の亀裂」などが9件だった。
 各校は児童らが近づかないように標識を置き、回り道させるなどしているという。
 市内には通学路に数十カ所の危険ブロック塀があるとみられる。市の撤去費補助の対象は、小学校の校門からおおむね500メートル以内で通学路に面したケース。2005年度から制度を運用しているが、18年度の利用実績は5件、例年はほぼゼロだという。
 今回の緊急調査の危険箇所には校門から500メートル以上離れていた場所もあった。市建築課の担当者は「範囲外の人には住宅リフォーム補助制度で対応可能かどうか相談に乗っている」と説明する。
 同市櫛引地区の会社員秋山順一さん(60)は、小学校から約1キロ離れた自宅の塀が倒壊の恐れがあると判断された。「まずは市に被害を確認してもらいたい。優先順位があるのだろうが、早くなんとかしたいので使える制度なども教えてほしい」と話した。


関連ページ: 山形 政治・行政

2019年06月25日火曜日


先頭に戻る