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<ベガルタ>豊かな味醸す本格派 ケバブサンド/スタジアムグルメ

薄く削った肉をふんだんに挟んだケバブサンド

 ユアスタ仙台の飲食ブースはコンコースの外にもある。仙台市地下鉄泉中央駅から南に向かい、スタジアム前に広がる北エントランス。数々の屋台が軒を連ねる「食の宝庫」で、応援に向かうサポーターらの腹ごしらえに一役買う。その一角で5年ほど前から出店するのが「ロイヤルケバブ」(宮城県女川町)だ。
 ケバブは、薄切りした牛や羊の肉を積み重ねて筒状にし、じっくり焼き上げる中東の味。キッチンカーの中でもこんがり焼かれた約20キロの塊が目を引く。
 では、注文。薄く削った肉はどっさり約100グラム。トマトやレタスなど野菜と共にピタパンに詰め、ケバブサンド(600円)が出来上がる。
 トッピングのソースは3種類で、一番人気というチリトマトをいただく。肉の香ばしさとうまみが引き立ち、新鮮野菜のシャキシャキ感が良いアクセントに。ピリ辛のソースが全体を包み、複雑な味わいを存分に堪能できる。
 おいしさの秘密はやはり肉だ。特製のたれで味付けした牛スライスの間に秘伝のスパイスで味付けしたラムと牛のひき肉を挟み、牛の甘みとラムのコクの相乗効果で豊かな味を醸し出す。
 経営する阿部一臣さん(55)は古くからの仙台サポーター。「多いときで200食ぐらい出る。半分は常連客で、ベガルタの話で盛り上がるのがやりがい」と笑顔で話す。エスニックな味わいのケバブに、店先から応援を託す熱い思いが染みる。


2019年06月26日水曜日


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