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<通年サンマ漁>大船渡に初水揚げ、評価まちまち

 大船渡市魚市場に26日、本州では今季最も早くサンマ約7トンが水揚げされた。サンマ漁の通年操業が可能になったのを受け、北太平洋公海で漁獲していた地元漁船が入港。市内の鮮魚店には早速、例年より2カ月前倒しで初物が並んだ。
 帰港した鎌田水産(大船渡市)の第15三笠丸から、鮮度を保持するために船内で箱詰めしたサンマが次々陸揚げされた。
 入札価格は1キロ当たり800〜900円で、昨年8月下旬の初水揚げより200円安かった。漁労長の千葉博幸さん(51)は「魚影が薄く、魚も小さい。これでは採算が合わない」と厳しい表情を浮かべた。
 市場では「思ったより悪くない」と20キロを購入する買い受け人がいた一方、水産加工会社の社長は「サンマ漁の前倒し操業は漁業者側の事情。鮮度も脂の乗りも良くない」と話した。
 市内の鮮魚店などは1匹160〜200円で販売。飲食店で塩焼きを味わった気仙沼市の会社員小林誉史さん(24)は「脂は秋の方が乗っているが、ちゃんとおいしい」と満足した様子だった。
 通年操業に伴う北太平洋でのサンマ漁は7月中旬まで続く予定。8月以降はロシア海域や三陸沿岸で操業する。


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2019年06月27日木曜日


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