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<いわて春夏秋冬>宝の山から黄金の身/ウニ漁(洋野町)

熟練の手さばきでウニの身を取り出す漁協女性部の作業員

 どこまでも広がるコバルトブルーの海で、今年も「宝探し」が始まった。岩手県洋野町種市の宿戸(しゅくのへ)漁港でウニ漁が盛期を迎えている。
 膝丈まで潮が引いたのを見計らって海女たちが海に入っていった。遠浅の海は底まで日光が届き、ウニの餌となるコンブやワカメが草原のように広がる。水中眼鏡で海底をのぞき、腰にぶら下げた籠が、瞬く間にウニでいっぱいになった。
 浜の作業場は山積みのウニで足の踏み場もないほどだ。殻を半分に割ると、黄金色の身がぎっしり詰まっていた。スプーンで丁寧にすくい、ウロ(内蔵)を取り除く作業がひたすら続く。
 7月には男性漁師による素潜り漁も始まり、むき身で1トンの水揚げを記録する日もあるという。
 濃厚でとろけるような舌触り。種市南漁協業務課長の馬場等さん(51)は「今年は大きさも味も上々。種市のウニは日本一」と太鼓判を押した。


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2019年06月27日木曜日


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