秋田のニュース

<地上イージス>秋田県議会、配備の可否示さず 請願1件不採択、4件継続審査

秋田市の中心市街地と陸上自衛隊新屋演習場

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が候補地となっている地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を巡り、秋田県議会6月定例会は26日の総務企画委員会で、配備反対の意思表示を佐竹敬久知事と県議会に求める請願5件のうち1件を不採択、4件を継続審査とした。これにより配備の可否について、県議会が今定例会で意思表示する機会は事実上失われた。
 不採択となったのは佐竹知事に配備反対の態度表明を求めた請願。委員会で過半数を占める自民党会派が採択に反対した。
 県議会に対する請願4件に関して、第2会派みらいと社民党会派、共産党会派は「新屋演習場は住宅に近く、適地ではない」と採択を要求した。しかし、自民会派の賛成多数により継続審査となった。27日の本会議で採決されるが、委員長報告の通り、継続審査が決まる見通し。
 現地調査の結果報告書での数値ミスなど防衛省の不手際が相次ぐ状況を踏まえ、自民会派と野党会派はそれぞれ同省に対する意見書案を提出した。
 このうち自民会派は新屋以外の候補地を含めゼロベースで再検討し、丁寧かつ正確な説明と誠意ある対応を強く要請。野党会派「次の世代につなぐ会」の意見書案は、住民説明会での職員の居眠りなどの不誠実な態度により地元との信頼関係は崩壊したとし、計画撤回を強く訴えた。
 26日の総務企画委員会では二つの意見書案の扱いについて考えが割れた。27日の議会運営委員会に差し戻され、本会議に再提出して採決される見通し。


関連ページ: 秋田 政治・行政

2019年06月27日木曜日


先頭に戻る