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<参院選東北>改選議員たち、世論の動向にらみ選挙戦へ

 通常国会が閉幕した26日、東北の参院6選挙区の現職たちは世論の動向をにらみながら、事実上の選挙戦に突入した。いずれも改選1人区で6人全員が自民党公認で立候補する。経済や外交政策で政権党の実績を掲げる一方、老後資金2000万円問題など逆風への対応も迫られる。7月21日投開票まで24日の短期決戦へ走りだした。
 宮城選挙区で4選を狙う愛知治郎氏(50)は「令和の時代をどうするか節目の選挙。しっかり勝ち抜きたい」と力を込めた。改選数が2から1に減って初の戦い。「課題は多岐にわたる。しっかり政策を訴える」と決意を示した。
 「野党共闘はまがい物だ」と対決姿勢を鮮明にするのは、岩手選挙区で4選を目指す平野達男氏(65)。無所属から自民に入党して初の選挙戦となる。「1次産業の振興や震災復興など政策の継続性こそが最重要だ」と意気込んだ。
 3選に挑む福島選挙区の森雅子氏(54)は、東京電力福島第1原発事故からの再生を掲げる。2020年度末で復興庁が廃止されることを踏まえ「自治体や被災者に不安がある。しっかりした後継組織を置くことや必要な予算確保の方針を訴えたい」と語る。
 再選を狙う1期組は「風」の動向に神経をとがらせる。秋田選挙区では地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に関し防衛省の調査ミスが浮上。中泉松司氏(40)は「防衛省の対応は言語道断。現状では配備の可否を判断できない。秋田は人口減少の課題先進地。解決策を導き出したい」と主張する。
 山形選挙区の大沼瑞穂氏(40)は「厳しい戦いになることは覚悟している。政権への批判も謙虚に受け止め、不安を解消すると訴える」と表情を引き締めた。
 青森選挙区の滝沢求氏(60)も「外交や安全保障など安倍政権は実績を積み重ねてきた。青森をより強く、より元気にするため地方創生をさらに前に進めたい」と強調した。


2019年06月27日木曜日


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