宮城のニュース

外国人の119番に対応 民間の電話通訳活用し17言語

レイモスさん(左)に携帯電話を渡して話してもらい、通訳を介して状況を把握する救急隊員

 外国人からの119番通報に対応するため、宮城県の塩釜地区消防事務組合消防本部は7月、民間の電話通訳を活用する「三者間同時通訳システム」を導入する。これに先立ち27日、松島町の松島消防署で訓練を行った。
 同消防本部は、国内有数の観光地・松島があり、塩釜、多賀城両市で働く外国人も多いため、導入を決めた。17言語に対応する。
 訓練は(1)外国人が119番(2)通報で現場に着くと外国人が負傷−の2ケースを想定。署内をJR松島海岸駅の待合室に見立て、町国際交流員の米国人ステフィン・レイモスさん(28)が傷病者役になった。
 日本語が話せない設定のレイモスさんの119番を受けた塩釜地区消防指令センターが電話通訳センターにつなぎ、同時通訳で3者が会話。指令センターが症状などを把握した。
 救急隊員が現着したケースでは、隊員が通訳センターに携帯電話をかけ、通訳を介して意思疎通した。
 同消防本部の岡部武志指令課長は「外国人に安心してもらうため、訓練は定期的に続ける」と話した。通訳システムは県内で仙台、名取両市などの4消防本部が既に導入している。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年06月28日金曜日


先頭に戻る