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<株主総会ピーク>東北企業成長誓う 消費税増税で不透明感

七十七銀行の株主総会に向かう株主ら=27日、仙台市青葉区

 上場企業の株主総会がピークを迎えた27日、東北では3月期決算の35社のうち7社が総会を開き、株主と意見交換した。10月に予定される消費税増税を控え、景気が後退局面に入ったとの見方も出る中、経営陣は経営基盤の強化とさらなる成長を誓った。
 東洋刃物(富谷市)は仙台市で総会を開いた。東北の製造業は海外需要の減少などで減益決算が目立ったが、同社は主力の情報産業用刃物が好調で増収増益。参加した株主42人に増配を報告した。
 半導体関連製品などを手掛けるフェローテックホールディングス(東京)との資本・業務提携についても説明。清野芳彰社長は「提携を成長の柱にしたい。共同で研究開発を進めるなどし、高精度で高付加価値の刃物への傾注や生産性改善に取り組む」と述べた。
 地方銀行は人口減少と長引く低金利で厳しい経営環境が続き、東北でも19年3月期は9行2グループが最終減益だった。仙台市であった七十七銀行の総会で、小林英文頭取は株主438人を前に「限りある経営資源を最大限活用して持続的な成長を果たしたい」と語った。
 株主は店舗戦略のほか、スルガ銀行(静岡県沼津市)の不正融資問題を踏まえて行内のガバナンスについて質問。鈴木広一常務は「独自の収支シミュレーションを行うなど、(スルガ銀でも問題になった)アパートローンは厳正に審査している。当行では絶対に発生させない」と強調した。
 スポーツ用品販売のゼビオホールディングス(郡山市)は郡山市内で総会を開き、減収減益の連結決算を報告。個人消費の先行き不透明感に触れつつ、地域ニーズに応えられる店舗基盤の構築やデジタル戦略に重点を置くと説明した。


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2019年06月28日金曜日


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