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<楽天Eデータ>チーム支えるベテラン右腕/青山スライダーに自信

DeNA戦で6回に登板し2勝目を挙げた東北楽天・青山=23日、横浜

 東北楽天の14年目、青山が存在感を示している。今季これまでチームで3番目に多い33試合に登板し、中継ぎとして数々の危機の芽を摘んだ。いまやチームに不可欠となった35歳右腕の好調の要因をデータで探った。
 投手の能力を評価する指標「WHIP(ウィップ)」。1イニング当たり何人の走者を出したかを示す数値だ。「防御率」は、自らが出した走者を後続が抑えたかどうかで数値が大きく変わる一方、WHIPは変動しにくい。そのため、投球回の少ないリリーフの評価に適しているとされる。
 1点未満が非常に優秀とされるWHIPで、青山は0.99を記録する。チームの主なリリーフ陣の中では松井の0.69、森原の0.96に次ぐ数値だ。昨季より0.17ポイント改善し、0.96だった2015年以来、自身2度目の0点台をキープする。
 安定の要因はスライダーにある。共同通信デジタルによると、今季の被打率は1割5分9厘で、昨季より8分も改善。投球割合も45.6%と5ポイント以上アップした=表左=。2番手で登板した18日の阪神戦では、9球全てスライダーで三者凡退に抑えるなど、絶対的な自信がうかがえる。
 青山は「ボールの握り方や投げ方は変えていない。ただ、今季取り入れた腹圧を意識したトレーニングが、体幹の安定につながっている。試合後の体のケアも重視しており、いい状態を保てている」と語る。スライダーのストライク率は68.2%と過去5年で最高=表右=。失投の少なさが好成績につながっている。
 17年オフに戦力外に近い状況に追い込まれたが、18年に52試合登板と巻き返し、今季はそれを上回る活躍を見せる。通算600試合登板まで残り15、通算200ホールドポイントまで12に迫る。「このままなんとか達成したい」と意気込む。
 平石監督は「接戦で頼りになり、ものすごく大きな存在。若手の手本にもなっている」と信頼を寄せる。進化を止めないチーム最古参のベテランは、リーグ戦再開後も東北楽天を引っ張る。(狭間優作)

<注目ポイント!>

●1イニング当たり何人の走者を出したかを示す数値「WHIP」=(被安打+与四球)÷投球回=がチーム屈指の数値。
●安定の要因は進化したスライダー。
●今季中に通算600試合登板、通算200ホールドポイントの達成の可能性大。


2019年06月28日金曜日


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