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<楽天 翼に風を>交流戦を終えて/投手陣安定若手も成長

◎東北楽天ヘッドコーチ 真喜志康永

 交流戦では普段対戦しないセ・リーグを相手に、選手たちはリーグ戦と変わらずに伸び伸びとプレーできていた。
 ベンチワークで難しいのはビジターの試合でDH制が使えないこと。投手に代打を送るタイミングや野手陣の代え時などを間違えると悪い展開を招いてしまう。
 交流戦はブラッシュがいい働きをしてくれた。セの投手に対しても持ち前の選球眼が生きていて、大事な場面で四球を選べたのが素晴らしかった。甘い球がきたらしっかりと打つこともできる貴重な存在だ。
 茂木や浅村ら主力選手も打つべきところで打てていた。慣れない投手を相手に1打席目でどのような球を投げてくるかをしっかり見極め、2、3打席目でしっかりと結果を残し、得点につながっていた。
 新人の辰己も攻守で力を示した。守備では肩の強さ、足の速さなど持ち前の身体能力で失点につながるような場面を防いでくれた。打撃もカウントを悪くしてからの見逃し方も良くなっており、追い込まれてもしっかり打てていた。気を抜いたプレーが時々見られるので、気を引き締めて臨んでほしい。
 先発投手陣は岸、塩見が帰ってきたことで交流戦を優位に戦えた。石橋も20日の阪神戦で交流戦初勝利を収めた。打線の援護がなく、なかなか勝ち星が付かなかったが、これまでも勝ちに等しい投球をしていた。代名詞のシュートに加え、スピードを抑えたカーブなどで緩急を付け、投球に幅が出てきたのが好調の要因だ。
 救援陣は、ブセニッツや2軍から復帰したハーマンには球に強さがあり安定感もある。抑えの松井は登板機会が多い状況ではあるが、安心して任せられる投球を続けている。勝ちパターンはしっかりと確立できている。捕手陣は正捕手嶋が離脱してバタバタするかと思っていたが、堀内、太田の若い選手が踏ん張った。
 新人の渡辺佳、小郷の頑張りもあった。渡辺佳は代打でもしっかり仕事をこなしていたし、小郷も中日戦で存在感を示すことができた。この1年で大きく成長し、これからの東北楽天を引っ張っていく存在になってほしい。
 交流戦は勝ち越せたが、これからの夏が勝負になる。もう一度気を引き締めていきたい。


2019年06月28日金曜日


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