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<東京五輪>福島出身のハンドボール男子代表・笠原 新ポジションで着実に成長

日韓定期戦で、体を張って守る笠原(13)=東京都立川市のアリーナ立川立飛

 ハンドボール男子日本代表で福島市出身のポスト笠原謙哉(31)=トヨタ車体、福島・聖光学院高−東海大出=が、2020年東京五輪に向け一歩ずつ成長している。19日に東京都内であった日韓定期戦は勝利に貢献。献身的なプレーでチームを支えている。
 韓国戦は5−1の陣形の中央に陣取るポストとして守備専門で出場し、奮闘した。197センチ、110キロの体格を生かし、シュートをブロック。相手ポストに押し負けず、バックの攻撃に対してはフットワーク良くカバーした。前半は韓国のフェイントに戸惑う場面があったが、後半は味方と声を掛け合い修正。35−27の勝利に一役買った。
 試合前までの通算成績は13勝4分け42敗と大きく負け越していた。「歴史的に大きな一勝になった」。確かな自信を得た様子だ。
 2017年、得点源となる花形のバックから、攻守で泥くさく体を張るポストにポジションを変えた。福島市信夫中時代からバック一筋だった分、体重を約10キロ増やした今も、動きの切れは健在だ。
 「最後まで残ってみんなの忘れ物がないかをチェックする性格」。自己分析がユニークだ。スクリーンなど目立たなくても重要な役割を担うポストは「自分に向いている」と言い、やりがいを感じている。
 世界との差は大きい。ヨーロッパの強豪は、200センチ、100キロ級のバックを擁することもある。1月の世界選手権は7戦全敗で24チーム中最下位に沈んだ。笠原は攻撃にも加わったが「ポストプレーをさせてもらえなかった」と振り返る。
 日本男子の五輪出場は1988年ソウル大会までさかのぼる。東京五輪は開催国枠で出場が決まっているが、厳しい戦いが予想される。「1年以上あれば、まだまだ成長できる」と笠原。あくまで前向きに、表情は明るい。(佐藤夏樹)


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2019年06月28日金曜日


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