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<参院選東北>「自民支援」「中立主張」「野党推し」6県知事の立ち位置分かれる

 参院選(7月4日公示、21日投開票)で、東北6県知事の立ち位置が分かれている。態度を鮮明にするのは青森、岩手、秋田の3県知事。宮城、福島は「中立」を主張し、山形は前回(2016年)までとは異なる動きを見せる。選挙戦の行方を左右する県政トップの対応を陣営は注視する。
 6月に知事選を終えた青森は与党、8月に告示が迫る岩手は野党を推す。
 三村申吾青森県知事は22日、青森市であった自民党県連大会に出席。6月の知事選で自民県連の推薦を受け5選を果たした。壇上で「大変お世話になった。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。
 知事選では、青森選挙区で再選を狙う自民現職と行動を共にした。三村氏は「青森に最も求められているのは誰か」と現職の名前になぞらえて支持を訴えた。
 「岩手は野党共闘の源流」と強調するのは達増拓也岩手県知事だ。9日に盛岡市であった野党統一候補の無所属新人の事務所開きで「(新人には)私が衆院選に出た際、応援演説をしてもらい当選できた」と旧知の仲をアピールした。
 8月22日告示、9月8日投開票の知事選が迫る。4選を目指す達増氏は、参院選と連動した戦いを展開する構えだ。
 臆測を呼んでいるのは山形。吉村美栄子知事は23日、自民県連が山形市で開いた県連大会に姿を見せた。再選を目指す自民現職に「ご健闘を心から期待申し上げる」とエールを送った。
 過去の知事選では野党の支援を受けてきただけに、立憲民主党県連幹部は「踏み込んだ発言との印象だ。せめて中立であってほしい」と動揺を隠さない。
 「私は中泉君」。佐竹敬久秋田県知事は27日の記者会見で、再選を期す自民現職の支持を表明した。秋田は、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画に揺れる中でも従来の姿勢を崩さなかった。
 自民県議出身の村井嘉浩宮城県知事は15日、仙台市青葉区であった自民現職の後援会事務所開きに出席した。17日の定例記者会見では「選挙事務所ではない」と持論を展開。「応援要請があれば、県政にプラスかどうか判断しながら決めたい」との姿勢を示した。
 内堀雅雄福島県知事は「これまで同様、特定の政党にうんぬんすることはない」と完全中立を貫く。


2019年06月29日土曜日


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