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港町の津波避難検証 福井・坂井で「むすび塾」

津波を想定して高台へと避難する参加者=29日午前9時15分ごろ、福井県坂井市三国町

 東日本大震災の教訓を次の災害の備えに生かそうと河北新報社は29日、防災・減災ワークショップ「むすび塾」を福井県坂井市の三国町地区で開いた。福井新聞社(福井市)との共催で通算90回目。模擬避難訓練を実施した後、日本海に面する港町での津波避難について課題を話し合った。(26面に関連記事)
 三国町地区は九頭竜川河口部にあり、北前船の寄港地としての歴史を持つ。福井県の想定では、1948年の福井地震と同規模の地震(M7級)が再び起きた場合、沿岸部には最大津波高8.68メートルが押し寄せるとされる。
 模擬訓練は地元住民や町内会関係者、福井工大生ら25人が参加した。九頭竜川河口部付近にある三国サンセットビーチと川岸の2カ所から指定避難場所までの経路をたどり、避難経路の問題点などを検証した。
 訓練後、三国コミュニティーセンターで語り合いを開催した。参加者からは「住み慣れた土地だが、避難所まで意外と距離があると気付いた」「高齢者や子どもの避難をどうするか。いろいろなパターンを想定して訓練を続けていきたい」といった意見が出た。
 河北新報社は震災の教訓伝承と防災啓発の深化を目的に2014年から地方紙との連携によるむすび塾を各地で展開している。共催むすび塾は今回で通算16回目。福井新聞社との共催は初めて。


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2019年06月30日日曜日


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