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<仙台市役所建て替え>広場との一体感 新庁舎配置で差 3案を3D写真と動画でシミュレーション

新庁舎を敷地の西側に配置した場合の建設イメージ(河北新報社の独自シミュレーション)
新庁舎を中央に配置した場合の建設イメージ(河北新報社の独自シミュレーション)
新庁舎を南側に配置した場合の建設イメージ(河北新報社の独自シミュレーション)

 仙台市役所本庁舎(青葉区)の建て替えで、河北新報社は米グーグルの衛星写真を利用した地図サービス「グーグルアース」を使い、新庁舎の建設イメージを独自にシミュレーションした。現在地に高さ80メートル(19階建て相当)の高層棟を建てると、周辺エリアに少なからず圧迫感を与える恐れがある。新庁舎をどこに配置するかによっても、隣接する広場などとの一体感に差が出ることが分かった。
 市の建て替え基本計画検討委員会は敷地の西側、中央、南側に新庁舎を建てる3案を軸に議論を進める。西側、中央の2案は高さ最大80メートルの高層棟で、低層部(1〜3階相当)をやや広く確保する。南側配置の案は高さ最大55メートル(13階建て相当)をイメージする。
 独自シミュレーションは検討委の資料なども参考に、おおむねの位置や高さを設定し、3案の新庁舎を3D地図に描いた。
 西側配置は、新庁舎の東側に比較的大きな空間が生まれ、勾当台公園市民広場との連続性を確保できる可能性がある。ただ、新庁舎西側エリアに従来ない圧迫感を与える恐れもある。
 中央配置は、西側配置より周辺への圧迫感が軽減されるが、敷地内の広場空間は狭くなり、市民広場との連続性も小さくなる。現本庁舎と同様、一番町商店街側から建物が見える。
 南側配置は、新庁舎の高さを抑えるため、他の2案と印象が異なるが、敷地内に占める面積が大きい。一番町商店街側から建物が見える形になるが、市民広場への圧迫感は否めない。
 市は今後、検討委で議論を深めて3案の中から一つに絞り込むか、来年度に着手する設計作業の中で最終案を決めるとしている。
 新本庁舎は、最短で2027年度末の利用開始を見込む。低層部にはNPOなどの活動スペースや商業施設など市民利用機能、中層部には行政機能、高層部には議会機能を配置する。
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 河北新報オンラインニュースでは、独自シミュレーションの動画を公開している。低層部を省いた新庁舎の建設イメージが360度、立体的に見られる。
【3D動画】仙台市役所本庁舎建て替え 河北新報社シミュレーション(音声なし)
https://www.kahoku.co.jp/movie/


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2019年07月01日月曜日


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