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<楽天>渡辺佳 好機で存在感 勝負強さ 新人離れ

6月28日のロッテ戦で2点二塁打を放つ渡辺佳=楽天生命パーク宮城

 東北楽天の渡辺佳が、ルーキー離れした勝負強さを見せている。神奈川・横浜高から明大と野球エリートの道を歩んできたドラフト6位が、勝負師として確固たる地位を築けるか注目される。
 6月22日のDeNA戦。6−9の五回2死一、二塁、代打で出場した渡辺佳は4番手平田の落ちる変化球に食らい付き、左中間を破る2点二塁打を放った。平石監督を「とりあえずの佳明(渡辺)ではなく、勝負にいっての佳明だった。彼の打撃はまだ波があるが、技術、考え方は非常に(レベルが)高い」とうならせた。
 プロ初出場は5月21日、日本ハム戦での代走。「出た時に足が震えた。1軍でチャンスをつかみ、出場機会を増やしたい」と初々しさをのぞかせたが、その後は得点圏打率5割5分6厘、代打で5打数2安打3打点と堂々たる結果を残す。
 「狙い球はあえて絞らない」。渡辺佳は勝負どころでの気構えを語る。「相手のデータは当然頭に入れるが、5球種あればイメージするのはスライダー、フォークボールの2球種ほど。考え過ぎずに打席に立ち、甘いボールが来たら迷わず打つようにしている」と話す。
 大学時代に流し打ちとミート力の高さを身に付け、昨秋の東京六大学リーグでは首位打者にも輝いた。卓越した打撃技術をプロでも1年目から発揮している。
 目標は「求められた役割をしっかり務めて、まずはシーズン終了まで1軍で居続けること」と明確だ。座右の銘は、横浜高を5度の全国制覇に導いた祖父元智氏から授かった「人生の勝利者になれ」。チームの勝利に貢献しながら、プロの選手として大成していく。(狭間優作)


2019年07月01日月曜日


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