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<岩手公園PFI>開発計画 市民置き去り 市、開示は「誤解生じる」

 岩手公園に商業施設の整備を目指す盛岡市は、事業主体に選定した民間事業者の事業提案を一部非開示とした。市民を置き去りにしたまま、行政と事業者だけで「盛岡の歴史や文化の中核」(市)に位置付けられる都市公園の開発計画が進行している。
 河北新報社の開示請求に対し市が非開示としたのは、施設の配置図や面積算定表、初期投資額、収支内訳など。いずれも市民が開発のイメージを理解したり、議会が計画に無理や矛盾がないかをチェックしたりするのに不可欠な情報だ。
 非開示方針は、選定委員会が提案したとされる。事務局の市も情報公開条例に基づいて「市民に誤解や混乱が生じる」「事業主の知的財産を侵害する恐れがある」と判断した。
 非開示方針は事業者にも伝えられていなかった。施設を設計する建築家藤森照信氏は「(全景イラストなどが)公表されなければ、市民に説明のしようがない」と困惑する。
 岩手公園と同様にPFI方式を採用した北上川河畔の木伏(きっぷし)緑地整備事業では、事業者が作製したイメージ図などを公表しており、情報公開を巡る市の二重基準が浮き彫りになった格好だ。


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2019年06月30日日曜日


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