宮城のニュース

児童生徒に楽器寄付を 富谷市、ふるさと納税活用し募集 全国3例目

富谷市内の中学校で使われているチューバ。テープで補修するなど傷みも目立つ

 小中学校のマーチングバンド活動が盛んな富谷市は1日、各校備品の楽器の劣化が進んでいるとして、家庭などで使われなくなった楽器の寄付を募り始めた。ふるさと納税制度を基にしたシステムを利用するのが特徴。対象楽器の査定額を寄付額とみなし、寄付した人が税控除を受けられるユニークな仕組みだ。

 寄付手続きは、システムを最初に始めた三重県いなべ市などでつくる実行委員会が「楽器寄付ふるさと納税」と題して運営する専用サイトで行う。富谷市は、いなべ市と北海道東神楽町に続き、1日に導入した埼玉県北本市と並んで全国3例目となる。
 富谷市内の中学校吹奏楽部などで「使っているフルートが古く、状態も良くない」「傷みの目立つホルンを応急処置しながら使っている」との声が上がっているという。市はこうした情報を集め、必要とする楽器の種類や数を専用サイトに投稿する。
 サイトを見て、楽器を持つ寄付希望者が申し込むと、中古品のリユース業者が楽器の状態を調べて査定額を提示。寄付者が納得すれば成立する。
 楽器は市を通じて各校に送られる。楽器が3万円と査定された場合、寄付者は、2000円を差し引いた2万8000円が住民税などから控除される。
 市によると、マーチングバンドや吹奏楽に取り組む児童生徒が増え、予算措置が追い付かないことから楽器の更新が進まず、サックスやクラリネットなど約30台の要望が出ているという。
 市企画政策課は「各地の皆さんから温かい心を寄せていただければ幸い」と呼び掛ける。連絡先は同課022(358)0517。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年07月02日火曜日


先頭に戻る