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松本善明氏死去 93歳・衆院議員11期 「松川事件」の刑事弁護を担当

松本善明氏

 元共産党衆院議員で弁護士の松本善明(まつもと・ぜんめい)氏が6月24日午後10時13分、老衰のため埼玉県所沢市の病院で死去した。93歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行った。喪主は長男猛(たけし)氏。後日、お別れの会を開く予定。
 1967年に衆院旧東京4区に共産党から立候補し、初当選。小選挙区比例代表並立制が導入された96年に比例東北ブロックに移り、2003年まで通算11期務めた。党国対委員長などを歴任した。
 1949年に福島市松川町の東北線で列車が脱線、転覆した「松川事件」の刑事弁護を担当した。絵本作家の故いわさきちひろさんの夫だった。

◎「東北革新の要」功績をしのぶ声

 松本善明氏の訃報が伝えられた1日、東北の関係者から、柔和な人柄や功績をしのぶ声が上がった。
 「東北の革新の要だった」と残念がるのは、2015年まで共産党宮城県議団長を務めた横田有史氏(75)。「重要な選挙には必ず応援に駆け付けてくれた。心強かった」と振り返る。
 松川事件で共に弁護活動をした青木正芳弁護士(84)=仙台弁護士会=は「松川事件を教訓に刑事裁判の問題点を熱っぽく語ってくれた」と懐かしむ。「私にとって良き先輩だった」と惜しんだ。


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2019年07月02日火曜日


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