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<2歳児放置死>母親健診受けさせず 市の催促も無視か

 仙台市青葉区で2歳女児が自宅で3日以上放置され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で仙台北署に逮捕された青葉区台原3丁目、母親の飲食店従業員土屋りさ容疑者(25)が女児に幼児健診を受けさせず、市の電話や郵送による催促にも応じていなかったことが2日、分かった。
 同署も未受診の事実を把握しており、医療機関への事実確認などを進め、女児の健康状態と事件の関係を慎重に調べる。
 亡くなったのは容疑者の長女陽璃(ひなた)ちゃん。同署によると、容疑者宅マンションの部屋の中央部で遺体で発見された。着衣はなく、死因は低体温症だった。
 陽璃ちゃんの死亡時の体重は8.6キロ。厚生労働省によると同じ年頃の女児の平均体重は12.5キロとなっている。
 市によると、陽璃ちゃんは8、9カ月〜2歳半児の健診を受けていなかった。職員が電話で受診を促すと容疑者は「都合が合う日が決まったら伝える」と返答した。その後連絡が途絶え、手紙を送っても反応はなかった。
 容疑者が昨年10月、児童扶養手当の受給申請に市役所を訪れた際も育児に関する相談はなかった。陽璃ちゃんは早産で成長が遅れ気味だったが、発育に異常はなかったという。持病の治療で定期的に通院していたが、6月19日の受診時は「問題なし」と診断された。
 容疑者の逮捕容疑は6月27日未明〜同30日午前、自宅に陽璃ちゃんを放置し死なせた疑い。「育児が嫌になった。独りになりたかった」などと容疑を認め、陽璃ちゃんを置いて自宅を出た後は市内の知人男性宅に寝泊まりし、飲食店に出勤していたと供述している。


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2019年07月03日水曜日


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