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<楽天ファームだより>引地秀一郎投手 黒星糧に自慢の直球磨く

6月23日のオリックス戦で先発登板した引地=森林どり泉

 プロの世界で大きな壁にぶつかった。先発登板した6月23日のオリックス戦。2回1/3で6失点し、初黒星を喫した。二回までは無失点で切り抜けたが、三回1死一、二塁から4連続四球と制球が定まらず、降板。「こんなにストライクが入らなかったのは野球をやってきて初めて。これでは通用しない」と声を振り絞った。
 走者を出すと投球が不安定になった。武器の直球がストライクゾーンに入らず、カウントが取れていた変化球も定まらない。「投げ方が変わってしまい途中で修正できなくなった」と不慣れなクイックモーションへの対応を課題を挙げた。
 試合後、先輩からの言葉が心に染みた。「(1軍は)143試合ある。いちいち落ち込んではいられないぞ」と声を掛けられ、こわばった表情が少しほぐれた。新人右腕は「励ましがうれしかった」と言う。
 岡山・倉敷商高の大先輩で東北楽天の元監督、故星野仙一さんのように、打者に強い気持ちで向かっていく投球スタイルが持ち味だ。「オリックス戦はどこか縮こまっていた。打たれるものだと割り切って思い切りよく投げていきたい」と気持ちを新たにする。
 今季は7試合に登板し0勝1敗、防御率6.87と思うような成績は残せていない。「しっかり先発をこなせるようになって、早く勝ち星を挙げたい」。高校時代に最速151キロを記録した直球に磨きを掛けて、まずは2軍での1勝を目指す。

フォーム固め制球力を 石井貴2軍投手コーチ

 走者を背負ってからのクイック投球やけん制の技術など多くの課題を残している。他の選手がまねをできないようないい腕の振りをしているので、その長所は消さないようにしたい。制球力をつけるために、ブルペンでの投球練習をこなしてフォームを固めてほしい。
[ひきじ・しゅういちろう]19年ドラフト3位。19歳。岡山県出身。188センチ、84キロ。右投げ右打ち。岡山・倉敷商高出。背番号39。


2019年07月03日水曜日


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