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<Eオフたいむ>野球漬けの高校生活 菓子食べるだけで幸せ/太田光選手

 出身の広島・広陵高の野球部は全寮制でした。携帯電話がなく、テレビも食堂だけだったので、ニュースや新しい芸能人など、世の中の変化が分からないほど「野球漬け」でした。
 きつかったのは捕手の基礎練習。フットワークや捕球してから投げるまでのフォーム固めなどを120回連続でやっていました。当時の積み重ねはプロでも生きています。今は20〜30回で限界ですが。
 楽しみは月に1、2回の外出。コンビニに入るだけで浮き浮きしました。移動距離は2駅までだったので、近くの小規模なショッピングセンターに行っていました。お菓子やファストフードを食べるだけで幸せでした。
 3年の夏は甲子園大会に出場しましたが、初戦で負けました。念願がかない、満たされてしまったんだと思います。プロ野球選手になったことに満足せず、向上心を持ち続けられるのは、あの経験のおかげです。
 高校野球で学んだのは感謝の気持ちです。部員は約120人いましたが、レギュラーは9人だけ。他の選手はサポートや応援などに徹してくれました。裏方への感謝は今でも大切にしています。


2019年07月03日水曜日


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