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<スタッフサービス>在宅勤務で障害者雇用、環境安定働きやすく

入社式で亀井社長(右)の祝辞を聞く室橋さん

 人材派遣サービス業スタッフサービス・ホールディングス(東京)の特例子会社、スタッフサービス・ビジネスサポート(相模原市)が、通勤の困難な重度障害がある東北在住者3人を在宅社員として採用し、1日に仙台市青葉区で入社式を開いた。住み慣れた自宅で生活のリズムを崩さずに働ける在宅勤務の拡大で、重度障害者の自立を後押しする。
 同社は2016年に在宅就労の採用を始めた。従業員全691人のうち障害者が644人、うち在宅が251人。東北では17年以降、今回入社の3人を含む54人を在宅で採用した。
 仕事はグループ企業から委託された給与計算や広告制作などの事務業務。就業時間は原則6時間だが、通院や生活介助の時間は自由に確保できる。体の可動域など、各自の適性に応じた5〜10人のチームで仕事に取り組む。就労1年後の定着率は96.5%と高い。
 お互いの顔が見えるウェブ会議システムを使ったミーティングが1日3回あり、「在宅勤務の課題である孤独感も軽減される」と在宅就労部門責任者の岡崎正洋さん(55)は話す。
 今回入社した室橋耕一さん(20)=登米市=は車いすで生活する。「仕事では高校の頃から好きだったパソコンが使える。不安もあるが一生懸命頑張りたい」と意気込む。今後は青森市、会津若松市の同期2人と2カ月の研修を受ける。
 式では青森や宮城、山形に住む在宅社員4人からウェブ会議システムを通じてメッセージが送られた。「ひきこもり生活が一変した。毎日充実した日々を送っている」という先輩の声に、室橋さんらは笑顔を見せていた。
 亀井宏之社長(62)は「仕事をすると元気になれる。決して無理はせず、仲間や上司や保健師に相談しながら頑張ってほしい」と激励した。


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2019年07月03日水曜日


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