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<参院選宮城>復興、農業の訴え熱く 1議席争い夏の戦い

真新しい住宅が並ぶ名取市閖上地区で候補者の演説に耳を傾ける有権者ら=4日午後3時30分ごろ

 参院選が公示された4日、宮城選挙区(改選数1)に立候補した自民党現職の愛知治郎氏(50)、立憲民主党新人のラジオ局アナウンサー石垣のり子氏(44)の両陣営が一つの議席を目指して走りだした。大票田の仙台市中心部や東日本大震災の被災地、農業地帯などで支持を訴え、夏の戦いが本格化した。

 愛知氏は同市内の繁華街で第一声を上げた後、若林区荒浜など市内の沿岸被災地を巡回。午後は市中心部など3カ所で安倍晋三首相と並んで街頭演説し、政権与党の存在感を誇示した。
 名取市閖上の商業施設では「被災地の与党議員として、予算要求と拠出の両方に携わった」と述べ、財務・復興副大臣を務めた実績を強調した。
 党国会議員も応援に駆け付けた。小野寺五典衆院議員(宮城6区)は「彼は50歳で3期18年。次は大臣だ。道半ばの宮城の復興を託してほしい」と訴えた。
 2013年参院選で愛知氏と共に当選し、今回比例代表に回った自民現職の和田政宗氏(44)も街頭で並び、「共に戦い抜き、勝利を呼び寄せる」と誓った。
 支援する公明党県本部の庄子賢一代表は「自公で一緒に勝ちどきを上げよう」と鼓舞した。
 石垣氏は宮城野区のJR仙台駅東口で第一声。その後、農業票の取り込みを狙って川崎町など県南地域で遊説し、食の安全や農業者戸別所得補償制度の必要性を訴えた。10カ所以上で街頭に立ち、浸透を図った。
 蔵王町役場前では「農家は平均年齢が高く、後継ぎも課題だ。都市と地域の交流を図り、経済も活性化できる社会にしたい」と語り、1次産業を重視する「アグリファースト」の考えを強調。演説後は通行人のもとに全速力で駆け寄り、握手を交わした。
 石垣氏の第一声では共闘態勢を組む野党関係者もマイクを握った。共産党県委員会の中島康博委員長は「力を一つにすれば必ず勝利できる」とこぶしを振り上げ、社民党県連の岸田清実代表も「米国を向く政権ではなく、国民に目線を送る政治をつくろう」と呼び掛けた。


2019年07月05日金曜日


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