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<東京五輪>自転車トラックの沢田、持久力を追求 ロード練習本格的に導入

全日本選手権個人タイムトライアル・ロードレースで力走する沢田=6月27日、静岡県の富士スピードウェイ

 自転車トラック種目の世界選手権男子団体追い抜き代表の沢田桂太郎(21)=日大、宮城・東北高出=が、2020年東京五輪出場へ正念場を迎えている。日本の出場枠獲得が危ぶまれる中、弱点の克服に励んでいる。
 2月の世界選手権は「課題だらけだった」。絶対的なスピード差を見せ付けられ、12位で予選落ちした。記録は4分2秒008。4分を切ることができなければ、最低限の目標となるトップ8入りは難しい。
 トラック種目に開催国枠はない。上位8チームが出場権を得る五輪ランキングで日本は14位。「五輪は目指しているが、かなり厳しい。出られるかどうかの瀬戸際にいる」。危機感がにじむ。
 チームとして4000メートルを一定の速度で走り切ることはできる。先頭交代や選手間の距離を保つ技術も通用すると感じている。しかし「チームワークでカバーできないくらい、ベースとなる速さが足りない」。トップ8のレベルに達するには、1周250メートル当たり0.3秒は縮めなければいけない。
 沢田は1走を務める。チームをスピードに乗せる役割を担う一方、終盤に疲れると粘りが利かなくなる。世界の壁を痛感し、「トラックに集中していたが、(考えを)見つめ直した」。今春、ロードレースの練習を本格的に取り入れた。
 6月下旬にあった全日本選手権ロードレースはU−23(23歳以下)ロードレースで2位、同個人タイムトライアルで5位に入った。体力面の不安から力を抑え気味になる面はあったものの、得意とする下りのコーナーでしっかり加速。一定の成績を残した。
 年齢的に24年パリ五輪も視界に入る。「パリまでは時間がある。(複数のトラック種目の成績で競う)オムニアムも視野に入れ、いろんな種目に挑戦したい」。焦らず、長い目で力をためている。(佐藤夏樹)


2019年07月06日土曜日


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