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福島第1原発で「労災隠し」疑い 下請け会社社長ら労基署が書類送検

 東京電力福島第1原発で「労災隠し」があったとして、富岡労基署は5日、労働安全衛生法違反などの疑いで、3次下請けのいわき市の建設業ティーエステクノと同社の男性社長(54)、2次下請け会社の当時の男性作業所長(32)を書類送検した。
 送検容疑は昨年6月9日、ティーエステクノの作業員が作業用架台のはしごから転落して左足の骨を折る大けがをする事故があったにもかかわらず、同社は作業所長と共謀して約10カ月間、労基署に事故を報告しなかった疑い。
 東電によると、作業用架台は第1原発3号機の使用済み核燃料プールから核燃料を搬出するための高さ約6.8メートルの構造物で、ティーエステクノは組み立てに関わっていた。作業員ははしごを上っている最中に約0.7メートルの高さから足を踏み外して転落した。
 富岡労基署は5日、東電福島第1原発などに対し、労災事故があった場合は速やかに報告する仕組みを整えるよう文書で指導した。


2019年07月06日土曜日


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