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南気仙沼「七夕」で活気を 震災で中断伝統の地区まつり、14日復活

七夕飾りを作る住民ら=5日、気仙沼市幸町のコミュニティーセンター

 東日本大震災で被害を受けた気仙沼市の南気仙沼地区で、震災前に半世紀以上続いた「南気仙沼七夕まつり」が復活する。以前は気仙沼を代表する夏祭り「みなとまつり」と同時期の8月にあったが、住民が集まりやすいように開催日を今月14日に変更した。復興途上の南気仙沼を活気づけようと、災害公営住宅の住民らが連日、七夕飾り作りに励んでいる。
 南気仙沼七夕まつりの会場は、土地区画整理事業地内に昨年6月に整備された仲町・幸町公園。地区の商店主でつくる南気仙沼商店会と自治会などでつくる南気仙沼復興の会が協力して開く。住民が作った七夕飾り約20本が公園を彩る。出店が並び、地元のアマチュアバンドの演奏で会場を盛り上げる。
 復興の会などによると、七夕まつりは1950年代に始まった。みなとまつりに合わせ、南気仙沼地区の仲町商店街で店主らが吹き流しを飾った。震災の津波で商店街は全壊し、商店主でつくる仲町商店会も解散に追い込まれた。
 震災後の土地区画整理事業が進み、本屋やドラッグストアができて新たな町に生まれ変わる中、商店主や住民有志が七夕まつりの復活を決めた。
 地区内の六つの自治会が協力し、6月に七夕飾り作りを開始。同市幸町のコミュニティーセンターでも今月5日、住民らが鮮やかな吹き流しを作った。幸町住宅自治会会長の小泉則一さん(77)は「住民の交流を図るきっかけにもなる」と話す。
 七夕まつりは14日午後2時〜8時。南気仙沼商店会の千田満穂さん(81)は「当日は人が集い、かつてのにぎわいを少しでも取り戻すことを期待したい」と願う。


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2019年07月07日日曜日


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