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折り鶴がつなぐ核廃絶の祈り 仙台の市民グループ活動44年目

おしゃべりしながらレイを作る尚絅学院高生ら

 核兵器のない平和な世界の実現を願い、仙台市中心部で開かれる仙台七夕まつり(8月6〜8日)で毎年、折り鶴の吹き流しを飾ってきた市民グループ「『平和を祈る七夕』市民のつどい」が今年も制作に励んでいる。活動は44年目。鶴は例年、全国各地から100万羽前後寄せられ、協力する個人や団体は増えているという。
 平和を祈る七夕は例年、クリスロード商店街に約18万羽の鶴を使った5本の吹き流しを掲げ、鶴をつないだレイ(首飾り)約1万本を見物客に手渡す。初日の8月6日は広島に原爆が投下された日に当たり、代表の油谷重雄さん(75)=青葉区=らが1976年に活動を始めた。東日本大震災以降は復興の祈りも込める。
 「全国から集まる『ノーモア・ヒロシマ』の思いに乗って続けてきた」と油谷さん。折り鶴は北海道から九州までの個人や学校、企業などから寄せられ、今年も既に50万羽ほど集まった。仙台市青葉区の仙台YMCA会館と仙台北教会で、中高生を含むボランティアが折り鶴に糸を通したり、レイを作ったりする作業に取り組む。
 2日、YMCA会館では尚絅学院中・高生約40人が約500本のレイを仕上げた。参加3年目という高校3年横山理々香さん(17)は「作業を重ねるうちに平和って大切だな、と感じるようになった。レイを受け取った子どもたちが核兵器の問題に興味を持ってくれたらうれしい」と話す。
 折り鶴にたこ糸を通す作業の担い手を募集中で、仙台市近郊の協力者には鶴、糸、針を直接届ける。油谷さんは「核兵器廃絶の訴えを多くの人に伝えたい。支援・協力してほしい」と言う。連絡先は油谷さん090(7068)6706。


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2019年07月08日月曜日


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