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<令和の1票>(3)令和ホールディングス社長・阿部さん/古里の経済発展を託す

社員を指導する阿部さん(右)=宮城県石巻市

 令和が幕を開けた5月、宮城県石巻市の阿部忠昭さん(75)は新会社「令和ホールディングス(HD)」を設立した。新時代へ飛躍を期す一方、「東日本大震災の復興期間が終われば、石巻の経済は震災前より悪化するのではないか」と古里の将来を案じる。
 令和HDは建設・不動産業「牡鹿観光」など関連会社の持ち株会社だ。傘下企業は震災後、被災した事業所や住宅の再建工事に奔走。ピーク時は県外から職人を集めるほど多忙を極めた。
 2018年に入ると復興需要は縮小していく。今は再生可能エネルギー事業に力を入れ、活路を探る。
 基幹産業の水産業をはじめ被災地の苦難は続く。阿部さんは「経済政策の恩恵が地方に及ぶことは少なかった。何とか自力で頑張らねば」と気を引き締める。
 毎回欠かさず投票所に足を運ぶ。「外交など国政課題は巡り巡って私たちの生活につながる。次代を担う若者にとっても、選挙は社会に目を向ける良い機会になるはずだ」と1票の意義を強調した。


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2019年07月08日月曜日


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