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<いぎなり仙台>冷やし中華食うべ![1]たれ 最後までまろやか/龍亭(青葉区)

透明な皿に盛られ、見た目も涼しい涼拌麺
冷やし中華の元祖とされる龍亭

 冷やし中華発祥の地でも元祖とされるのが仙台市青葉区の「龍亭」。その「涼拌(りゃんばん)麺」はしょうゆ、ごまの2種のたれが爽やかで、ファンを飽きさせない。
 家で作る冷やし中華は食べ進むにつれ、たれの酸味がつんとくるが、龍亭はまろやかなままだ。四倉暢浩(のぶひろ)代表(51)は「レモンとオレンジの果汁をたっぷり使い、酢の角を取った。最後までおいしく食べてほしいと工夫した」と言う。
 キュウリ、クラゲ、チャーシュー、ロースハム、蒸し鶏、錦糸卵の具材6種は麺と別に盛られる。一皿1350円。
 祖父の代の1931年に創業、涼拌麺は37年に始まった。当初はキャベツやメンマなどを麺にのせ、たれとあえて食べたという。戦時中は「ぜいたく品」として提供できず、戦後に再開。約30年前、具を別皿にする今のスタイルになった。
 来歴を聞いて箸を付けたら、たれを飲み干してしまった。ラーメンのスープを完食すると白い目で見る家族も、文句は言うまい。
(会田正宣)

[龍亭]仙台市青葉区錦町1の2の10。営業は昼が午前11時〜午後2時半、夜は月−土曜が午後5時半〜9時半、日曜祝日が午後5時〜8時半。火曜定休(仙台七夕まつり期間中の8月6日は営業)。駐車場なし。連絡先は022(221)6377。

 仙台圏の名所や話題を取り上げるシリーズ「いぎなり仙台」。今回は仙台が発祥の地とされる「冷やし中華」をテーマに「仙台冷し中華連盟」の西良弘代表が選んだ個性あふれる品々を紹介します。

☆仙台冷やし中華連盟・西さんのいいね!

 その盛り付けは芸術性が高く、最初からクライマックス! 何より「元祖」のお店。地元民よ、このアイデンティティーを感じよ。

[にし・よしひろ]埼玉県生まれ。仙台市宮城野区在住。宮城大大学院修了。東北大や宮城大の学生らが2005年に設立した任意団体「仙台冷し中華連盟」に当初から関わり、07年から代表。モットーは「冷やし中華はたれまで飲む」。団体職員。33歳。


2019年07月08日月曜日


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