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<仙台母子心中>学校が欠席日数訂正 「遺族の疑念は当然」市長、市教委に説明促す

 仙台市泉区で2018年11月、寺岡小2年の女子児童(8)へのいじめを苦に母親が女子児童と無理心中したとみられる事件で、学校が女子児童の欠席日数を減らしたことに関し、郡和子市長は9日の記者会見で「遺族が疑念を抱くのは当然」との認識を示した。
 郡市長は「遺族から話を聞いたわけではないが、遺族の身になってみれば、そう思う(疑念を抱く)だろう」と指摘。「なぜこの時期に欠席日数を訂正したのか、理由や経緯を遺族に早急に説明すべきだと市教委に申し上げた」と述べた。
 訂正理由は「学校が市教委に報告した帳簿の欠席日数は正しかったが(女子児童の)通信簿に反映されなかった単純ミス」と説明。「それが遺族に疑念を抱かせる要因になった。ミスはミス。反省しなければならない」と苦言を呈した。
 出欠の判断が校長に委ねられていることには「なかなか学校に行けない児童生徒が、少しの時間だけ登校した頑張りを評価する意味で、出席にすることはあり得る」と理解を示したが、「今回の対応がどうだったか、市教委の第三者委で検証してほしい」と語った。
 女子児童の通信簿は1学期の欠席日数「14」に二重線が引かれ、「12」と直されていた。2学期は「16」で1学期と合わせると訂正前は計30日、訂正後が計28日になる。「欠席30日」はいじめ防止対策推進法の重大事態として、市教委や学校が調査を始める基準日数。遺族は「重大事態回避のため、故意に日数を操作した」と不信感を募らせる。


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2019年07月10日水曜日


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