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<参院選>岩手1区 自民比例・高橋氏と国民離党・階氏の動向に注目

 参院選(21日投開票)の岩手選挙区(改選数1)で、ともに衆院岩手1区を地盤とする与野党の衆院議員2人の応援動向に注目が集まっている。選挙区で4連敗中の自民党高橋比奈子氏(61)=比例東北=と、5月に国民民主党を離党した階猛氏(52)。2人にとっても真価が問われる一戦だ。

 「思い出してほしい。あの悪夢の民主党政権を」。盛岡市の中心部で7日午後、自民現職平野達男候補(65)と並んだ高橋氏が野党批判をまくし立てた。
 国政初挑戦の2009年衆院選から「花の1区」で連戦連敗。党の集票力のおかげで3回続けて比例復活はしたものの、県連内では「候補者を替えろ」との声が高まる。
 4月には政治資金パーティーに招いた桜田義孝前五輪相が「復興以上に大切なのは高橋さん」と発言して更迭された。自身の失点ではないが、この発言は「余計なことを…」と官邸筋の不興を買った。
 閉塞(へいそく)した状況を打開しようと、参院選に乗じた自己アピールに汗を流す。7日夕には盛岡市に三原じゅん子党女性局長を招き「女性の集い」を主宰。8日も平野氏の先導役を買って出て街頭演説や個人演説会をこなした。
 一方の階氏は6日午後、買い物客でにぎわう盛岡市の「材木町よ市」にいた。「全国比例です。よろしく」。立憲民主党の比例代表候補と共に1時間、人混みを練り歩いた。
 旧自由党との合併に反対して国民を離党し「当面は無所属」と語ってはいるが、ここにきて立民への接近が目立つ。
 6月末にあった立民県連の設立総会にも顔を出し「手を携えたい」と繰り返した。「政党の後ろ盾がないと衆院選は厳しい。いずれ立民に身を寄せるのか」。県政界には、そんな見方が広がっている。
 ただ、岩手選挙区の候補擁立で各党との間にしこりが残っており、野党統一候補となった無所属新人横沢高徳氏(47)への支援を明言するには至っていない。
 横沢氏を全面支援する達増拓也知事の衆院議員時代の地盤を引き継いだ立場だけに、周囲は「後援会からも、どうするんだと突き上げられている」と明かす。
 「しかるべきときに態度表明する」と語る階氏。政局観が問われる局面だ。


2019年07月10日水曜日


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