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長井市の子育て応援品すり替え、漆塗りスプーンが木製に 納入団体代表と連絡取れず

ボックスに使用されていた漆塗りスプーン(左)とすり替えられていた木製スプーン

 山形県長井市が子育て支援の一環として、新生児が生まれた家庭に育児用品などを贈る事業で、市は10日、中身の一部が無断で偽物にすり替えられていたと発表した。市は正規品との交換を進めているが、納入団体のNPO法人「aLku(アルク)」(長井市)の代表と連絡が取れなくなっており、詳しい経緯は分かっていない。
 事業は、地場産業の振興を兼ねて子育てを応援するのが目的。おもちゃや絵本、地場産育児用品12種類の詰め合わせ箱(計3万円相当)を2017年度から、赤ちゃんが産まれた家庭に贈っている。
 市子育て推進課によると、地場産品のうち漆塗りスプーンセット(3本5000円)が、別の木製スプーンセットに替わっていたことが3月、制作者の漆器職人の指摘で判明した。
 市は18年度、アルクから購入したスプーンセット入りボックス計144箱(1箱3万円)を対象世帯に贈り、現段階で49箱から漆塗りでないスプーンが見つかった。既に正規品と交換したが、8箱は未確認となっている。アルクは市が正規品との交換に要した費用を弁償済みで、本年度の契約は結んでいないという。
 事業はアルクが企画し、行政と地場産業界が連携したプロジェクトとして、日本デザイン振興会の17年度グッドデザイン賞に選ばれた。


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2019年07月11日木曜日


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