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<令和の1票>(6)「寒河江神輿会」副会長大沼さん/地域文化存続に危機感

伝統文化を次代につなげたいと訴える大沼さん

 21日投開票の参院選は、元号が平成から令和になってから初めての国政選挙となる。有権者は新時代の1票に何を託すのか。東北各地で聞いた。

 令和初日の5月1日、新天皇即位を祝い、寒河江市中心部を寒河江八幡宮の「本社神輿(みこし)」など3基が練り歩いた。主催団体の一つは「寒河江神輿会」。副会長の団体職員大沼一雄さん(54)=同市=は「担ぎ手や観客が一体となり、素晴らしい時代の幕開けになった」と振り返るが、次代に向け担ぎ手の減少が気掛かりだ。
 毎年秋に市中心部で「神輿の祭典」を開いている。会には地域や企業、子ども会など約30の団体が所属するが、団体数が最も多かった18年前に比べ、昨年は約3分の2に減少した。
 子どもや生産人口の減少に歯止めがかからない。「雇用や子育ての面で都市と地方の格差が埋まらないと、地域文化の存続にも関わる」と焦燥感をにじませる。
 高校卒業後に首都圏に進学し、そのまま就職する若者が多いという。若者が地元に戻れる環境を整備するため、選挙は地方の声を国に届ける好機になる。「寒河江の文化をつなぎたい」。今回の1票に思いを託すつもりだ。


関連ページ: 山形 社会 19参院選

2019年07月11日木曜日


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