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<仙台母子心中>「欠席は31日以上」 遺族が市議会に資料提出

 仙台市泉区で2018年11月、寺岡小2年の女子児童(8)へのいじめを苦に母親が女子児童と無理心中したとみられる事件で、遺族は11日、女子児童の18年度の欠席日数は「少なくとも31日あった」とする資料を作成し、市議会いじめ問題等調査特別委員会の理事を務める議員に送付した。
 学校は当初、欠席日数を1学期が14日、2学期が16日の計30日と通信簿に書き込んだが、最近になり「7月の2日間は校長室に来ていた」として、計28日に訂正した。市議会特別委は12日に理事会を開催し、市教委に理由や経緯をただす。
 遺族が送付した資料は、母親が残したメモやスマートフォンの無料通信アプリ「LINE」のメッセージ履歴を基に作成した。
 学校が出席とする「校長室登校」「放課後登校」を含め精査した結果、女子児童がいじめを理由に「学校に行きたくない」と言い始めた18年6月25日以降でも、欠席日数は1学期が15日、2学期は16日あった。
 認識が食い違うのは1学期の日数だ。このうち7月5日は遺族が「女子児童が小児科を受診した日。LINEの履歴を見ても登校した記述はない」と欠席を主張。学校は「午後4時に母子で校長室に登校し、校長や担任と学習プリントを見ながら会話した」として出席扱いは妥当と説明する。
 年間の「欠席30日」は、いじめ防止対策推進法の重大事態として、市教委や学校が調査を始める基準日数。遺族は「重大事態を回避するため、故意に日数を操作した」と疑念を抱くが、市教委や学校は否定する。
 市教委は女子児童のケースに関し、一貫して「重大事態には当たらない」との説明を繰り返している。


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2019年07月12日金曜日


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