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再現映像ジオラマに投影 震災の避難行動一目で 石巻・南浜つなぐ館公開

避難行動を可視化したプロジェクションマッピング(右)と証言映像

 宮城県石巻市南浜町の東日本大震災伝承施設「南浜つなぐ館」は11日、震災直後の住民らの避難行動を地図に反映させた新たなプロジェクションマッピングの公開を始めた。地震発生から津波到達までの約1時間の動きを約4分の再現映像で可視化した。
 公益社団法人3.11みらいサポートが東北大災害科学国際研究所と共同で制作。震災当時、門脇・南浜地区周辺にいた約50人の避難行動を地図に落とし、津波のシミュレーションと重ねた映像を2メートル四方の段ボール製ジオラマに投影した。
 一人一人の行動を示す地図上のマークは「命の危険を感じる」「家族や忘れ物のために戻る」など当時の心情や状況に応じて色分けされ、緊迫感が伝わる内容になっている。
 同法人は2015年度、住民らの避難行動を聞き取り、記録する「あの時プロジェクト」を開始。今回、これまで集めた約80人の証言の一部を映像化した。
 同法人の浅利満理子さん(31)は「映像を見た人が自分だったらどう行動するかを考えるきっかけにしてほしい」と話した。


2019年07月12日金曜日


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