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<愛でよう観賞魚>熱帯魚編 飼育管理4/ろ過材乾燥させず交換

清掃し、きれいになったろ過槽の内部
2カ月経過した清掃前のろ過槽の内部

 今回はろ過機(フィルター)の手入れについてお話します。水生生物の飼育設備には欠かせない重要な器具で、生物が汚した水をきれいにするものです。
 ろ過機には大小のごみをこし取る白い綿状のウールマットと、水に溶け込んだ成分を分解するバクテリアのすみかであるろ過材がセットされています。
 水をきれいにするということで、ろ過機は清潔なものと思われがちですが、水槽内の汚れを集める場所ですので一番汚れがたまりやすいのです。ろ過機内部にも時間の経過とともに、細かいかすや汚れが蓄積していきますので、定期的に清掃する必要があります。
 汚れがたまるとPHの低下や生体の体調不良、病気の発生、体色が薄くなる、餌食いが悪くなる、コケが生えやすくなるなどの問題が起きてきます。目安としては、2カ月に1回は清掃しましょう。
 水槽の状況や使用しているろ過機によって、汚れがたまる頻度は変わります。清掃をしながら汚れ具合を見て、今後の清掃のタイミングを決めてください。
 清掃の仕方ですが、まずろ過機を外して、中にあるバクテリアの付着したろ過材を、バケツなどに取り出します。取り外す際に、ろ過槽内の汚れた水が水槽内に入らないよう気を付けましょう。
 取り出したろ過材は、乾燥させないよう水槽から取り分けた飼育水に浸しておきます。その後、フィルターケースやモーター部分、その他の付属部品を水道水できれいに洗います。
 次にろ過材を洗いますが、塩素を中和した水道水を使ってやさしく2、3回かき混ぜるように洗い、汚れやごみが無くなるまで水を換えながらすすいでください。直接水道水で洗うと塩素でバクテリアが死んでしまい、ろ過機能が失われますので、塩素を中和することを忘れないようにしましょう。
 ろ過材を洗ったら、ろ過機を組み立てます。洗ったろ過材と新しく交換したウールマットをセットし、ろ過機を水槽に取り付けて電源を入れます。良好な環境を長期間保つためには、手入れは大事な作業です。
 次回は飼いやすい熱帯魚についてお話しします。
(観賞魚専門店経営・朝比奈理一)


2019年07月12日金曜日


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