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<参院選宮城>無党派層多い大票田の仙台市 衆院1、2区の現職らがてこ入れ合戦

支援者と握手を交わす候補者

 21日に投開票される参院選の宮城選挙区(改選数1)で、衆院宮城1、2区の現職議員らがてこ入れに躍起になっている。無党派層が多い両区は勝敗を左右する大票田。一時取り沙汰された衆参同日選は流れたものの、議員らは自身の過去の得票をにらみつつ、長丁場の決戦に臨んでいる。

<日々車に同乗>
 「力を貸してほしい。勝たせてほしい。心からのお願いだ」。11日、仙台市青葉区の繁華街。宮城1区の自民党現職土井亨氏(60)は、参院選で4選を期す党現職愛知治郎氏(50)の応援演説でまくし立てた。
 2016年参院選で、1区に当たる青葉、太白両区は、野党統一候補に計約1万5000票の差をつけられた。「土井氏は相当腕まくりしている」と党関係者。本人も取材に「厳しい戦い。しっかりやるだけだ」と表情を引き締めた。
 宮城1区で土井氏に敗れ、比例東北で当選した立憲民主党県連代表の岡本章子氏(53)は、今回の参院選で野党統一候補の党新人石垣のり子氏(44)の陣営をけん引する。県連が組織として挑む初の国政選挙だけに力が入る。
 公示直前に立候補を表明した2年前の自分を、5月に出馬を決めた石垣氏に重ねる。選挙戦では「100%の力では負ける。120%を出せば追い付ける」と石垣氏を鼓舞し、選挙カーに同乗する日々だ。

<「次の試金石」>
 宮城2区となる仙台市宮城野、若林、泉の3区では、次期衆院選に向けた地ならしの雰囲気すら漂う。
 「安定した自公政権だからこそ今後の日本を担える」。10日夜。宮城野区のホールであった集会には、街頭演説に回る愛知氏に代わり、与党の存在感をアピールする自民現職秋葉賢也氏(57)の姿があった。
 前回衆院選では、秋葉氏の連携不足に地元市議らが反発した経緯がある。結果はわずか1300票差の勝利だった。党県連幹部は「かなりの焦りがあるのだろう。今回の参院選での働きは、次の衆院選の試金石になる」とみる。
 一方、惜敗した立民県連幹事長鎌田さゆり氏(54)も「まるで自分の選挙のような張り切り具合」(党関係者)を見せる。石垣氏との地域回りや街頭演説、会員制交流サイト(SNS)での情報発信を精力的にこなし、アピールに懸命だ。
 8日には選挙カーに乗り込み、宮城野区の住宅街を石垣氏と回った。自分の名前も連呼し、顔なじみの支援者と候補者を引き合わせた。「今、必死にやらずいつやるのか」と自らに気合を入れた。


2019年07月13日土曜日


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