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海水浴もキャッシュレス 宮城県の菖蒲田海水浴場で「スマートビーチ」開始 海の家や駐車場も利用可能

ごみ袋やコイン、QRコードを手にする瀬戸協会長(左から2人目)や神保拠点長(同3人目)ら

 13日に海開きする宮城県七ケ浜町の菖蒲田海水浴場で今季「スマートビーチ」が始まる。全ての支払いに現金と併用でキャッシュレス決済を導入するほか、土日限定でごみ拾いの協力者に海の家の飲料などと交換できる専用コインを進呈。海水浴客の利便性向上と循環型社会を考えた「東北初の試み」(瀬戸秀寿町観光協会長)という。

 同海水浴場は東日本大震災で被災し、本格的な再開は今年で3年目。歴史ある海水浴場として、仙台圏のビーチカルチャーのけん引を目指す。
 キャッシュレス化はスマートフォン決済を手掛ける「ペイペイ」(東京)の協力で行う。海の家や駐車場など全4カ所でスマホでの支払いが可能になる。同社が店側にQRコードを発行し、精算時に客がスマホでQRコードを読み取るタイプで、店側に決済手数料などの負担は生じない。
 同社北日本ブロックの神保拓也拠点長は、持ち歩く荷物を減らせる利点を挙げ「紙幣がぬれる心配もない。スマホ一つで写真も買い物も楽しめる」と語る。
 ごみ拾い活動の「ソーシャルビーチ」には日本財団の協力を得た。協力者はごみ袋を受け取り、砂浜にあるプラスチックや花火などのポイ捨てごみを拾う。
 協力者には清掃後、飲料といった海の家の商品などと交換できる専用コイン「Thank you Pay」を渡す。今季は土日のみの試験運用となる。
 海水浴場を運営する町観光協会の久保田靖朗副会長は「この砂浜は被災し被害も多かったが、私たちは海と離れられない。海に感謝し寄り添って発展するために、新たな仕組みに挑戦したい」と話した。


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2019年07月13日土曜日


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