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「いざ」に備え避難所体験 仙台の児童館で防災イベント、小中生が段ボール活用し宿泊

段ボールを使って避難所の仕切りを作る子どもたち

 子ども向けの防災イベント「児童館で避難所体験生活をしよう」が、仙台市太白区の市八本松児童館であり、小中学生27人が寝泊まりをした。子どもたちは段ボールをはさみで切ったり、ガムテープで固定したりしながら、協力して仕切りを作った。段ボールをテーブルや荷物入れに活用する工夫も学んだ。

 イベントは6月29、30日に開催。子どもたちは懐中電灯や飲食物、情報をメモするため筆記用具などを持参した。他の参加者とかばんの中身を見せ合いながら防災に必要な物を確認したり、防災クイズを楽しんだりした。
 夜は段ボールで作った仕切りの中で、毛布やタオルケットを掛けて寝た。翌朝はアルファ米の五目ご飯を試食した。
 友人と一緒に仕切りを組み立てた八本松小4年の笠原心遥(こはる)さん(9)は「横になっても体が痛くならないように床にも段ボールを敷いた。本当に災害が起きたときに慌てずに作れるようにしたい」と話した。
 東日本大震災時、八本松小で避難所を運営した八本松地区連合町内会副会長の平間康弘さん(78)の講話もあった。平間さんは避難者が協力して学校を清掃したことなどを振り返り「配布できた毛布は1人1枚ほどで、寒い思いをした人が多かった。寝袋が役に立った」と語った。
 イベントは八本松児童館の主催。災害公営住宅などでコミュニティー形成を支援するNPO法人「つながりデザインセンター・あすと長町」が協力した。


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2019年07月13日土曜日


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